恵方詣り・恵方置き

恵方詣りとは?

恵方詣えほうまいりは、古くからの正月行事の一つで、恵方参りとも書きます。1月1日(元日)にその年の恵方にある社寺に参拝することをいいます。

恵方とは、その年の福徳を司る神様「歳徳神としとくじん」がいる方角のことです。別名、「明の方あきのかた」「天徳てんとく」「兄方えほう」とも呼ばれます。自宅から見て恵方にある神社や寺院をお参りすることで、歳神様によって福が与えられるといわれています。

恵方はその年の干支によって定められ、毎年変わります。
恵方の決定には十干が関連しており、これは陰陽五行説の「木・火・土・金・水」をもとにした10の要素です。

恵方参りには、旧暦の1月1日に参拝するという説と、二十四節気で冬から春に切り替わる立春に参拝するという説があります。
本来の初詣は恵方参りのことで、元旦ではなく、立春の2月4日にお参りします。松の内と同じで1週間以内のお参りは有効です。

恵方置きとは?

恵方置きとは、自宅の中心から見て恵方の方角に、その年のラッキーアイテムを置く開運アクションです。

恵方置きのやり方

  1. 自宅の真ん中を中心にして、恵方の方角の壁際に恵方グッズを置く(飾る)
  2. 恵方の反対側の壁際に神社などでいただいた、破魔矢を恵方に向けて飾る