立春

立春とは?簡単に

  • 立春りっしゅんとは、節分の翌日の2月4日項のこと
  • 二十四節気のひとつめの節気
  • 旧暦では一年の始まりの時季にあたる

「立春大吉」のお札

立春大吉のお札立春の日に厄除けとして家の玄関や門などに「立春大吉」と書かれたお札を貼る風習があります。
「立春大吉」の文字はどれも左右対称で、お札を表から見ても裏から見ても同じように見えます。そのため、お札を玄関や門に貼れば、振り返った鬼がそのお札を見て「まだ家に入っていなかったか」と勘違いし、再び玄関や門を通って外に出ていくと考えられています。
お札は立春の日に目線よりも高い位置に貼り、一年間貼り続け、次の立春に貼り替えます。

立春の食べ物

桜餅生菓子
「さくら餅」や「うぐいす餅」など。立春の朝に作りその日に食べる生菓子のことを「朝生菓子」と呼ぶ
豆腐豆腐
豆腐は、邪気を払い体を清める力があるとされている。白いままの豆腐が良いとされるため、湯豆腐や冷奴などがおすすめ
餅・大福餅・大福
黒大豆と大豆を使った二種類の豆大福が有名。伊勢名物の赤福からは「立春大吉餅」が販売される。「まめに過ごし、ますますの繁栄を願って」という意味が込めらている
生酒生酒
立春の前日の節分の夜から作られた生酒を飲む風習がある。「立春朝絞り」と呼ばれる

春一番

春一番はるいちばんは、立春後に、冬の終わりと春の訪れを伝える南寄りの強い風のことです。

気象庁による春一番の定義

関東地方

  • 立春から春分までの間
  • 日本海に低気圧がある
  • 南よりの風が風速8メートル以上
  • 気温が上昇すること

九州北部地方(山口県を含む)

  • 立春から春分までの間
  • 最高気温が前日より高い
  • 南寄りの風が風速7メートル以上
「春一番」とはいつからあることば?

1859年、五島列島沖に出漁した壱岐郷ノ浦の漁師53人が強い突風にあいました。それ以降、郷ノ浦の漁師の間で春の初めの強い南風を「春一番」と呼ぶようになったのが始まりです。1950年代に報道でも使用され、一般に使われるようになりました。

余寒見舞い

余寒お見舞い

「余寒見舞い」とは、2月4日頃の立春を過ぎてから2月末日までに出す挨拶状。
一般的に寒中見舞いは1月初旬から立春の前日までに出されるため、寒中見舞いが間に合わなかった際に余寒見舞いを用います。

余寒見舞いと寒中見舞いは、寒さの厳しい時期に相手を気づかって送ります。