亥の子祭

亥の子祭とは?簡単に

名称(読み方)亥の子祭り🐗
別名亥の子の祝い、玄著げんちょ
しきたり・催しの内容10月最初の亥の日に餅を食べる
実施時期10月最初の亥の日・亥の刻(午後9~11時)
開催場所(主催者)西日本一帯(主に四国で盛ん)
目的・願い子孫繁栄、無病息災を願う
由来イノシシが子どもをたくさん産むことから、子孫繁栄を祈願する風習として平安時代に中国から伝わった。日本では宮中行事として行われ、次第に秋の収穫祭として庶民にも広まった
使用されるアイテム亥の子餅
備考亥は火を防ぐ動物といわれていたので「炉開き」の日にもなっている
(炉とは、茶室の畳を切って床下に備え付けたお茶用の小さないろり)

亥の子餅

亥の子餅
  • 農家では、大豆や小豆、胡麻、柿などを混ぜた「亥の子餅」を作って田の神様にお供えし、家族で食べる
  • 亥の子餅はもともと、大豆・小豆・大角豆ささぎ・胡麻・栗・柿・糖の7種類の粉で作られていた
  • 最初の亥の日には菊を、2回目の亥の日にはカエデ、3回目の亥の日があれば銀杏を添えて食べていた

亥の子と炉開き~五行説との関係~

亥月は冬の始まりであり、五行説の「水」の気が強まり、冷え込み始める時期です。
物理的にも、炉を開くなど、「火気」を補いあたたかさを加えます。

冬は火が必要な季節です。亥は「水気」のため、火の調節をしたり、家事を避ける役割も持つため、炉開きの日にもなっています。