お歳暮とは?簡単に
- お歳暮とは、上司や取引先、親戚、友人など、日頃お世話になっている人たちに、一年のお礼として品物を贈ること
- お中元は新年から夏頃までの半年間の感謝を伝えるもの。お歳暮は1年間の感謝を伝えるもの
- 12月初旬~20日頃までに届くように贈るのが一般的。11月末に贈られることもある
- 熨斗紙の表書きには、「お歳暮」と書く。水引は蝶結び
お歳暮の由来・歴史
お歳暮は、分家(または別の家に嫁いだ人)が先祖の霊を迎えるにあたって必要なお供え物を、本家(実家)に届けていた風習からきたもの。お中元と同様、ご先祖様を迎え祀るためのお供え物でした。
以前はお正月の準備に必要なものを贈るため、正月事始め(正月準備)の12月13日~20日までの間に贈る習慣がありました。
お歳暮を贈るときのマナー
- 現在のお歳暮は12月初旬から20日頃までに届くように贈るのが一般的(11月末に贈られることも)
- お歳暮は1回限りではなく、継続的に(毎年)贈るのがマナー
- 贈る物の金額は毎年同じ程度が良いとされているため、最初に1万円を超えるような品物を贈ると、今後も同程度の物を贈る必要が出てくるので注意
お歳暮におすすめの品
- アルコール飲料(ビールやウィスキーなど)
- 缶ジュース・コーヒー
- ハム・ソーセージ
- 海苔
- 魚介類
- 牛肉
- サラダ油・オリーブオイル
- 洗剤・石鹸 など
品物は、相手の好きなものや家族構成などを踏まえて贈ります。新しい年を迎える為に必要なものもおすすめ。(商品券などを贈るのは、目上の方に対して失礼にあたる場合もあるので注意。)
お歳暮の熨斗
お歳暮の熨斗は以下のようにします。水引と熨斗は印刷したものでも構いません。
- 熨斗あり(魚類など生ぐさものを贈るときはのしを付けないのが正式)
- 水引の色:紅白(または赤金)
- 水引の結び方:蝶結び
- 表書き:水引の結び目の中央上に「お歳暮」、下に名前
挨拶状の文例
挨拶状を添えるとより丁寧になります。
- 年内にお歳暮を贈れなかったらどうしたらいい?
- 「お年賀」として贈ります。お年賀にも間に合わなかったら、「寒中お見舞い」として、松の内(1月7日)が過ぎてから、立春(2月4日)までの間に贈るとよいです。
お歳暮をもらったときのマナー
日頃お世話になっている人たちにお礼として贈られるものなので、もらった側は基本的にお返しの品を贈る必要はないですが、受け取った場合にはお礼を伝えるようにします。
お礼の伝え方
- 親戚や友人など、親しい相手であればお礼を伝える方法は電話やメールでもOK
- 目上の相手には手書きのお礼状のほうがよい(受け取ったらなるべく早く出す)
お返しを贈る場合
品物をお返しとして贈りたい場合には、お返しやお礼ではなく、こちらもお歳暮として贈ります。
お歳暮の期間に間に合わない場合は、お年賀として贈るようにします。
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