成人式

成人式(20歳の集い)

大人の仲間入りを祝い、社会人の自覚を持たせるための成人の日。一生に一度の日なので大切にしましょう。

大人への一歩を踏み出す儀式

もともと、武家の男子が15歳前基後で行う「元服式」、皇族や貴族の男子が行う「加冠かかんの儀」、そして、女子がかんざしを飾る「髪あげ」やお歯黒をする「鉄漿かねつけ祝い」などが由来とされる成人式。1948年に「国民の祝日に関する法律」で、大人になったことを自覚して自分の力で生き抜こうとする青年女性を祝って励ます日として「成人の日」が定められてから、各市町村で式典が行われるようになりました。
現在の「成人の日」は1月第2月曜日です。
2022年4月1日から成人対象者が18歳に変更されましたが、高校3年生中心で、就職・進学・部活動で忙しく、参加が難しい対象者が多いことから、同年3月31日以前の成人対象者だった20歳を維持、「20歳の集い」として開催する自治体が殆どです。

成人式(20歳の集い)の装い

成人式では、男性は紋付羽織袴やダークスーツ、女性は振袖や華やかなドレスで出席するのが通例となっています。
しかし、正装でなければいけないという決まりはないので、自分らしい、くだけすぎない装いにすればよいでしょう。

女性の場合

  • 和装の場合:華やかな柄の中振袖(友人の結婚式やパーティーでも着られる柄)
  • 洋装の場合:華やかなドレスやスーツ、ワンピース

男性の場合

  • 和装の場合:紋付羽織袴
  • 洋装の場合:ブラックスーツかダークスーツ

成人のお祝いの品

祝いの品は、大人に仲間入りした記念になるようなものを。女性にはパールのネックレスやハンドバッグなど。男性には、スーツやネクタイ、腕時計などが喜ばれます。

女性の場合

  • 振袖
  • 訪問着
  • ハンドバッグ
  • 草履
  • フォーマルウエアワンピース
  • ネックレス
  • 化粧品など

男性の場合

  • スーツ
  • ネクタイ
  • ワイシャツ
  • 腕時計
  • バッグ
  • 財布など

お祝いは身内から

ごく身内からお祝いを贈るのが一般的です。式典に身につけるものは、1カ月前までに、そのほかは成人式の1週間くらい前から当日までに贈るようにします。20歳の誕生日に贈るのもよいでしょう。
家に代々伝えられてきた着物やアクセサリーなどをこの機会に譲り渡すことも増えているようです。
当日は、赤飯や尾頭つきの祝い膳を囲んで祝杯をあげたり、最近では友人同士でパーティーを開くことも多くなっています。
にしましょう。また、晴れやかな装いを記念写真としておさめておくことを忘れないようにしましょう。
お祝いをいただいたときには本人がお礼を伝えることが大切です。基本的に内祝いなどのお返しは不要です。

成人のお祝い金

親族からの場合は1万~3万円が目安。
赤白の蝶結びの水引とのしつきの祝儀袋に、表書きは「祝御成人」「成人おめでとう」「御成人御祝」など。