
絵馬とは?
絵馬とは、神社や仏閣に奉納する、絵が描かれた木の板のことです。
神様への感謝の気持ちや願い事を書き込み、それを神様に捧げることで、願いが叶うようにと祈るものです。

絵馬の意味
絵馬の「馬」は、神様の乗り物である神馬に由来しています。昔は、生きた馬を神様への供物として捧げる風習がありましたが、それが次第に木の板に絵を描く形に変化していきました。
絵馬に願い事を書くことで、神様へ自分の気持ちを伝えることができると考えられています。
絵馬の書き方
絵馬に書く内容は、感謝の言葉や願い事など、自分の素直な気持ちを表すものであれば何でも構いません。ただし、以下の点に注意しましょう。
- 油性ペンを使う: 墨汁や鉛筆ではなく、油性ペンを使うのが一般的です。雨に濡れても文字が消えないようにするためです。
- 裏面に書く: 絵が描かれている面が表側なので、願い事は裏面に書きましょう。
- 丁寧な字で書く: 神様へのメッセージなので、丁寧な字で書くように心がけましょう。
- 具体的に書く: 「健康で過ごせますように」など、漠然とした願い事ではなく、「〇〇の試合に勝てますように」など、具体的な願い事を書く方が効果的です。
- 誰かの悪口は書かない: 他人を傷つけるような言葉は書きましょう。
絵馬のマナー
- 神社でお参りしてから: 絵馬は、神社にお参りしてから授与所で受け取りましょう。
- 縦書きでも横書きでもOK: どちらで書いても問題ありません。
- 代理の人が書いてもOK: 自分自身で書かなくても、家族や友人が代理で書いても構いません。
- 願い事は一つに絞る: 一つの絵馬に複数の願い事を書き込むのではなく、一つの願い事を丁寧に書くようにしましょう。
馬の奉納と五行の関係
古くは絵馬ではなく本当の馬を奉納していました。日照りが続いたときは雨を祈り、長雨の時は晴れを祈りました。
雨乞いをするときは、五行説では、雨=水の気=黒なので、黒い馬を奉納しました。
祈晴のときは、太陽=火=赤のため、赤い馬(または白い馬)を奉納したという記録がのこっています。

馬は十二支で「午」。午=火=太陽を表す。日照りで火の気が強すぎる場合は、水気を強めるため黒い馬を、雨が続いて太陽が欲しいときは、赤の馬を使った。
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