東北三大祭りとは?簡単に
- 東北三大祭りとは、東北地方の著名な夏祭りをまとめて言う名称
- 青森県の「青森ねぶた祭」、秋田県の「秋田竿燈まつり」、宮城県の「仙台七夕まつり」が有名
- 祭りの開催時期は8月上旬に集中している
- 眠り流し(夏の睡魔や邪気を払い流す行事)などの七夕行事を由来として発展していったと考えられている
東北の代表的な夏祭り
ねぶた祭
巨大な灯籠とともに街を練り歩くねぶた祭。
津軽に元々あった精霊送りや虫送りなどの行事と、奈良時代に中国から伝わった七夕祭がひとつになり変形したといわれています。
青森県内にはほかにも多くのねぶた(ねぷた)祭があり、「弘前ねぷた祭」も有名。
太鼓や笛が奏でる「ねぶたばやし」や、踊り跳ねる「跳ね人」も見物です。
秋田竿燈まつり
国重要無形民俗文化財にも指定されているお祭りで、何本も掲げられる、たくさんの提灯がついた竿燈が有名。
夜には270ほどの竿燈が大通りに集まり、差し手(竿燈を支える人)は竿燈を手の平、額、肩などへと移していく技を見せます。また、昼には差し手が技を競い合う「竿燈妙技会」が開催されます。
仙台七夕まつり
江戸時代から続くお祭りで、仙台では「たなばたさん」と呼ばれ親しまれています。豪華な笹飾りが特徴で、仙台七夕には「七つ飾り」と呼ばれる七種類の飾り(吹き流し、短冊、紙衣、折鶴、巾着、投網、くずかご)があります。5メートルを超える吹き流しが五本一組で飾られる姿は壮観です。
織姫と彦星が年1回、7月7日に出会う日として知られる「七夕伝説」は、中国で生まれました。織女(しょくじょ=織姫)と牽牛(けんぎゅう=彦星)という夫婦は仲がよすぎて働かないため、天帝が天の川の対岸に引き離してしまいます。た …