社日とは?簡単に
- 社日とは雑節のひとつで、春分と秋分に最も近い戊の日のこと
- 社日は、産土神と呼ばれる生まれた土地の守護神を祀る日
- 社日には産土神に参拝して、春は五穀豊穣を祈り、秋は収穫の感謝を捧げる
- 「戊の日」の日を社日とした理由は、戊に「土」という意味があるため
2024年の社日
2024年の社日は、3月15日(金)と9月21日(土)です。
春分が2024年3月20日で、その日からもっとも近い戊の日は、3月15日と3月25日です。前後の日数が同じときは前の戊日とするので、3月15日が春の社日となります。
また、2024年の秋分の日は9月23日。その日からもっとも近い戊の日は、9月21日です。
社日のしきたり
社日は年に2回あり、春の社日を「春社(しゅんしゃ・はるしゃ)」、秋の社日を「秋社(しゅうしゃ・あきしゃ)」といいます。
多くの地域では社日には農作業を休み、土いじりをしないようにしています。
土地ごとの神様を祀る行事のため、餅をついたり、収穫した稲を供えたり、真砂を体にふりかけて清めたりと、その様式はさまざまです。
社日には産土神に参拝し、春には五穀の種を供えて豊作を祈願し、秋にはその年の収獲に感謝します。また、春の社日に治聾酒を呑むと耳が良くなるという風習があり、これは土地の神に供える酒でもあります。
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