
社日とは?簡単に
- 社日とは雑節のひとつで、春分と秋分に最も近い戊の日のこと
- 社日は、産土神と呼ばれる生まれた土地の守護神を祀る日
- 社日には産土神に参拝して、春は五穀豊穣を祈り、秋は収穫の感謝を捧げる
- 「戊の日」の日を社日とした理由は、戊に「土」という意味があるため
社日の一覧
年 | 春社 | 秋社 |
---|---|---|
2011年 | 3月24日 | 9月20日 |
2012年 | 3月18日 | 9月24日 |
2013年 | 3月23日 | 9月19日 |
2014年 | 3月18日 | 9月24日 |
2015年 | 3月23日 | 9月19日 |
2016年 | 3月17日 | 9月23日 |
2017年 | 3月22日 | 9月18日 |
2018年 | 3月17日 | 9月23日 |
2019年 | 3月22日 | 9月18日 |
2020年 | 3月16日 | 9月22日 |
2021年 | 3月21日 | 9月27日 |
2022年 | 3月16日 | 9月22日 |
2023年 | 3月21日 | 9月27日 |
2024年 | 3月15日 | 9月21日 |
2025年 | 3月20日 | 9月26日 |
もっとも近い戌の日が前後同じ日数になった場合
前後の日数が同じときは前の戊日とします。
例えば、2024年の春分は3月20日で、その日からもっとも近い戊の日は、3月15日と3月25日です。この場合は、前の3月15日を社日とします。
社日のしきたり
社日は年に2回あり、春の社日を「春社(しゅんしゃ・はるしゃ)」、秋の社日を「秋社(しゅうしゃ・あきしゃ)」といいます。
多くの地域では社日には農作業を休み、土いじりをしないようにしています。
土地ごとの神様を祀る行事のため、餅をついたり、収穫した稲を供えたり、真砂を体にふりかけて清めたりと、その様式はさまざまです。
社日には産土神に参拝し、春には五穀の種を供えて豊作を祈願し、秋にはその年の収獲に感謝します。また、春の社日に治聾酒を呑むと耳が良くなるという風習があり、これは土地の神に供える酒でもあります。
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