出初式

出初式とは?

出初式でぞめしき(出初め式)とは、日本の消防が1月初旬に行う仕事始めの行事です。消防出初式とも呼ばれ、新春恒例行事の一つです。

出初式は、消防士が新年に初めて出揃って、消防動作の型などを演ずる儀式です。人命救助、綱渡り、梯子自動車、一斉放水など、勇壮な催しです。

出初式で披露されるさまざまな催しを通して、消防への理解と信頼を深め、 人々に火災予防に対する意識を持ってもらうことを目的としています。

出初式の形式・主催団体は地域によって異なりますが、一般的に、次のようなものが行われます。

  • 一斉放水・避難救助などの消防演習
  • 梯子乗り・木遣など伝統技能の披露
  • 消防団・消防車のパレード
  • 消防職員・消防団員・消防功労者に対する表彰

出初式は、江戸町民の復興の意欲を改めて燃やすこととなり、「出初」の式として讃えられました。これがきっかけとなり、定火消の「出初」は毎年1月4日に上野東照宮で行なわれることになりました。そして次第に儀式化されて恒例行事となり、現在の「出初式」に受け継がれています。