年越しそばとは?いつ食べるのが正しい?
年越しそばとは、大晦日にその年の災厄を断ち切り、翌年の幸運を願って食べる日本の伝統習慣です。「三十日そば」「つごもりそば」ともいいます。

食べるタイミングに決まりはある?
結論から言うと、12月31日のうちであれば、何時に食べても問題ありません。
- 夕食として:家族団らんでゆっくり味わう。
- 深夜(22時〜23時頃):紅白歌合戦を見ながら、年をまたぐ直前に。

「厄を断ち切る」という意味があるため、年をまたいで食べ続けると「昨年の厄を新年に持ち越す」とされ、縁起が悪いという説もあります。日付が変わる前に食べ終えるのが一般的です。
※ 一部の地域(福島県会津地方など)では元旦に食べたり、新潟県では小正月の前日に食べるなど、独自の文化もあります。
なぜ「そば」なの?由来と3つの縁起担ぎ
なぜうどんやラーメンではなく「そば」なのか。そこには3つの深い理由があります。
① 長寿への願い(細く長く)
そばの形のように「細く長く、健康に暮らせるように」という長寿への願いが込められています。
② 災厄を断ち切る(切れやすさ)
そばは他の麺類に比べて切れやすい性質を持っています。このことから、1年間の苦労や不運をきれいに断ち切って新年を迎える「縁切りそば」「年切りそば」という意味があります。
③ 金運アップ(金を集める)
かつて金細工師が、飛び散った金粉を集めるのに「そば粉を丸めたもの」を使っていたことから、「そばは金を集める縁起物」として商売繁盛の象徴になりました。
年越しそばの歴史
年越しそばのルーツには諸説ありますが、代表的なものは以下の2つです。
- 鎌倉時代の「福そば」
博多の承天寺で、貧しい人々に「そば餅」を配ったところ、翌年からその人たちの運気が向いてきたため「運気そば」と呼ばれ広まった説。 - 江戸時代の「晦日(みそか)そば」
商家で毎月の締め括りにそばを食べる習慣があり、それが大晦日だけ定着したという説。

意外にも、現在のように全国へ一気に普及したのは昭和40年代ごろと比較的新しい出来事だと言われています。
知ればもっと美味しい!そばの魅力と豆知識
そばは縁起物であるだけでなく、非常に優れた健康食品でもあります。
「そばは七十五日」栄養素の宝庫
そばは種まきからわずか75日で収穫できるほど生命力が強く、古来より飢饉を救う食べ物でした。
良質のタンパク質や若さを維持するビタミンB、生活習慣病を予防するルチンやコリンなどの栄養素も豊富に含まれます。
そばは五色の食べ物
そばは、葉(緑)・茎(赤)・花(白)・実(黒)・根(黄)の五色を一株の中に備えています。
これは陰陽五行説の思想に基づいた「万物を構成する色」であり、非常に縁起が良い植物とされています。

美味しさの指標「四たて」と「つなぎ」
そばの鮮度は「挽きたて・打ちたて・ゆでたて」の三たてと言われますが、最近ではこれに「採れたて」を加えた「四たて」が最高級の条件です。
また、そば粉100%の「十割そば」は香りが強く、小麦粉などのつなぎを2割入れた「二八そば」は喉越しが良いのが特徴です。年越しには、お好みのバランスを見つけてみてください。
大晦日とは?簡単に 年越しとは? 大晦日の行事 年越しそば 年越しそばとは、大晦日にそばを食べて新年を迎える習慣のことで、「三十日(みそか)そば」「つごもりそば」ともいいいます。 年越膳 大晦日の夜に縁起物を入れた「年越 …





