夏至

夏至とは?簡単に

  • 夏至げしは1年のうちでもっとも昼が長く、夜間が短い日
  • 夏至の日は、毎年6月21日か22日
  • 夏至の頃から徐々に気温が上昇していき、本格的な夏になる
  • 農家は田植えの最盛期を迎える

日本の夏至祭

夫婦岩

日本での夏至の行事としては、三重県伊勢市の二見興玉ふたみおきたま神社の夏至祭があります。そこで行われるみそぎに毎年多くの人が参加し、心身を清めています。天照大神を祭った伊勢神宮への参拝者が身を清めた場所で、日の出に夫婦岩に向かって海に入り身を清めようという行事です。

世界の夏至

世界各国でも夏至は特別な日として祝われています。
なかでも冬の期間が長い北欧では夏至祭が盛大に行われており、スウェーデンの「ミッドサマー」やフィンランドの「ユハンヌス(juhannus)」などが有名です。

ミッドサマーポール

スウェーデンの夏至祭の象徴「メイポール」

夏至の花飾り

フィンランドの夏至祭の飾り。枕の下に7種類の草花を入れて寝ると将来の伴侶の夢を見るという言い伝えがある

夏至にまつわる風習

日本では、夏至は農作業の繁忙期であったため、全国的な風習はありません。ただし、地域ごとの風習がいくつかあります。

夏至に食べるもの

冬瓜冬瓜
静岡県を中心に全国各地で見られる風習。ビタミンCやカリウムを多く含み、夏バテ防止に効果があるとされている
半夏生餅半夏生餅・小麦餅
全国各地での風習。農作業が無事に終わったことを祝って食べる餅。奈良盆地では、田の神に感謝する「早苗饗さなぶり」というお祭りで食べることから「さなぶり餅」とも呼ばれている
タコタコ
関西地方での風習。タコの足のような稲の根づきを祈って食べる。疲労回復や夏バテ防止の効果があるとされる
水無月水無月
京都での風習。1年の折り返しでもある6月30日に「夏越しの祓」という行事があり、夏至の頃水無月を食べる風習がある