五山の送り火とは?簡単に
- 五山の送り火とは、お盆に帰ってきた先祖の精霊を再び送る行事のこと
- 室町時代以降から行われているといわれ、京都を囲む5つの山に「大文字」「左大文字」「船形」「鳥居形」「妙法」をかたどった火を灯す
大文字 一画が80m、二画が160m、三画が120mで、五山の中で一番最初に点火される | |
鳥居形 鳥居形が点火される鳥居本は、愛宕山への参道にある鳥居に由来 | |
妙法 妙の字形は万灯籠山、法の字形は大黒天山にある。二山一対で一山と数える。妙法の字は法華宗の信仰に由来 | |
左大文字 東山の大文字と並べて左に見えることから、左大文字と呼ばれている | |
船形 別名「精霊船」とも呼ばれ、船首は西方浄土に向いているといわれている |
十山の送り火
江戸時代後期には「い」(市原野)、「一」(鳴滝)、「竹の先に鈴」(西山)、「蛇」(北嵯峨)、「長刀」(観音寺村)などの字をかたどった送り火もあったが、財政・人的要因により途絶えたといわれている。
五山の送り火のご利益
送り火の灯を杯に映してお酒を飲むと、中風にかからないといわれている。
燃え残りの消し炭は魔除けといわれ、かつては燃え切った松割りの消炭を粉末状に砕き、病封じとして服用する習慣がありましあた。現在は家庭の魔除けとして、軒先に半紙で包んだ消炭を吊すこともあります。
お盆とは お盆とはいわゆる略語で、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という仏教行事です。ほかに「精霊会(しょうりょうえ)」ともいわれ、先祖の霊を家に迎えて供養する行事ですが、「盆と正月」と物のたとえにされるほど、日本人に …