七草の一覧

日本には「●●の七草」と呼ばれるものがいくつか存在する。その七草をまとめてみた。

春の七草

なずななずな
利尿・解毒作用に優れ、腎臓や肝臓機能を整える効果がある
ほとけのざほとけのざ
高血圧予防に効果がある
すずな(かぶ)すずな(かぶ)
便秘予防や成人病予防に効果がある。食用となる根には消化を助ける成分が含まれる
せりせり
ビタミンCやミネラルが豊富に含まれる
すずしろ(だいこん)すずしろ(だいこん)
ビタミンCや鉄分、植物繊維が豊富で、風の予防や消化、二日酔いに良いとされている
はこべら(はこべ)はこべら(はこべ)
止血作用や利尿効果のほか、歯茎や皮膚のはれや痛み止めに効く
ごぎょうごぎょう
咳やたんを取り除き、のどの痛みを抑える効果がある

秋の七草

オミナエシオミナエシ(女郎花)
女性にまつわる由来が多い花「女飯おみなめし」「女なるべし」の言葉に由来、また花のやさしさを女に見立ててつけた名前ともいわれている。花言葉は美人
ススキ・オバナススキ・オバナ(尾花)
キツネのしつぼに似ていることに由来するといわれている。お月見にススキを供えるのは、花穂が豊かな実りの秋を意味しているから。花言葉は活力
キキョウキキョウ(桔梗)
万葉集では朝顔と呼ばれていて、紫の星型の花を咲かせる。ふくらんだつぼみが風船に似ていることから、英名はバルーンフラワー。花言葉は愛情、誠実など
ナデシコナデシコ(撫子)
小さくて愛らしい花を子どもになぞらえた名前。この花にちなんで、奥ゆかしくたおやかな日本女性のことを大和撫子という。花言葉は純愛
フジバカマフジバカマ(藤袴)
花や葉をもむといい香りがするため、昔は匂袋に入れて身につけていた。花言葉はためらい、躊躇など
クズクズ(葛)
野山のどこにでもつるを伸ばす、繁殖力の強い植物。根は葛粉として食用に、つるは編んでかごなどのつる細工に利用される。花言葉は芯の強さ
ハギハギ(萩)
万葉集の中で萩の花を詠んだ歌は141あり、圧倒的な数を誇る。新芽はお茶にして飲み、根は干して薬用に、花は染料として用いられていた。花言葉は思案

冬至の七草

なんきん(かぼちゃ)
免疫力を高めるカロテンやビタミン類が豊富。熟しているほうが甘味も強く、栄養価も高い
れんこん
ビタミンCが豊富で、疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果がある
きんかん
咳や喉の痛みなどの風邪予防に効果がある
かんてん
海藻からできているため食物繊維が豊富。冬に多い脳卒中の原因となる高血圧や動脈硬化の予防にも
ぎんなん
カロテン、ビタミンC、カリウムなどが豊富で、免疫力アップが期待できる
にんじん
皮膚や鼻やのどの粘膜健康に保つ働きをするβ-カロテンが豊富に含まれる。風邪予防に効果的
うどん
胃腸にやさしく、体を温める食べ物。体温が上がることで免疫力が高まり、風邪の撃退に役立つ