移転祝いとは

移転祝いとは、取引先の会社などが本社や事務所、店舗を移転した際に、新しいスタートを祝って贈り物をすることです。

移転祝いは、事業拡大などを理由にオフィスや事務所、店舗などを移転する方へ贈るお祝いです。事業の縮小や撤退で移転する場合は、お祝いではないので、贈り物をしません。

移転祝いを贈る相手は企業であり、贈る側は、その企業と取引きのある企業などになります。

移転祝いにおすすめの贈り物

移転祝いにおすすめの贈り物には、次のようなものがあります。

  • 花や植物などのフラワーアイテム
  • 胡蝶蘭や大きめの観葉植物
  • 従業員が分けて食べられるお菓子
  • 時計や空気清浄機などの家電
  • カタログギフト
  • 縁起物
  • ワインの紅白セット

移転祝いを贈るタイミング

移転祝いは、移転前日から移転後2週間までに贈るようにしましょう。移転祝いが遅くなってしまう場合は、あらかじめ手紙などでお祝いのメッセージを送り、後日、現金や商品券などを包むのが無難です。

移転祝いに最適な日には、「大安」があります。大安は「非常に穏やかで不安がない」と云われており、祝時に適しています。

移転祝いの相場

移転祝いの相場は、取引先の場合で30,000~50,000円程度です。特に重要な取引先の場合は、50,000円以上のお祝いを贈る場合もあります。

一方、それほど付き合いが密ではない取引先や下請けの場合は、10,000~20,000円程度の品物でも問題ありません。

友人や親しい起業家・会社経営者の場合は、5,000〜10,000円程度です。親族が経営している企業であれば、1~3万円程度の品を贈るのが相場とされています。

移転祝いでタブーとされる贈り物

移転祝いでタブーとされるものには、次のものがあります。

  • 赤い花や、赤いオフィス用品
  • 火事を連想させるキャンドル、ライターなど
  • あまりにも赤いもの