陰陽太極図

太極図とは?

太極図

太極図たいきょくずは、太極を表す図案で、「陰陽太極図」「陰陽魚」「陰陽マーク」「タオマーク」とも呼ばれます。
道教のシンボルでもあり、白と黒の勾玉が絡み合ったような図形で、万物の陰陽が表裏一体であることを示しています。(中国ではこれを魚の形に見立て、陰陽魚と呼んでいます。)

太極図は、風水の考え方の原点ともいえる重要な意味を持つ図です。
白色が「陽」、黒色が「陰」を表しており、「天地万物あらゆるものは陰と陽のバランスによって成り立っている」というのが、この図が示す意味になります。

太極図の特徴

太極図

円の半径をそれぞれ確認していくと夏至のときに陽が最大、冬至のときに陰が最大となっている

  • 黒色は右側で下降する気を意味する
  • 白色は左側で上昇する気を意味する
  • 陰と陽ははっきりと真ん中で分けられるものではなく、陰に傾いているものもあれば、陽に傾いているものもある

太極図と陰陽五行説

太極図は陰陽五行説の原理を説明するために考えられた図形です。

陰陽道では、宇宙の根源的実在である太極から「陰」と「陽」の二つの気が生じ、その二気が動くことで水火木金土の五行が成立し、太極の動きと二気、そして五行の働きによって男女が生まれ万物が生成すると考えられています。