数え年と満年齢

数え年と満年齢

誕生日ごとに歳を重ねる満年齢と、生まれ年を1歳として新年に歳を加える数え年。日本では明治6(1873)年に太政官で初めて満年齢が使われ、明治35(1902)年の「年齢計算ニ関スル法律」で公式化。
しかし民間の数え年のならわしはすたれず、昭和25(1950)年に改めて「年齢のとなえ方に関する法律」を制定しました。

数え年とは

かぞどしとは、生まれた年を1歳として数え始める年齢の数え方です。数え年に対して、生まれた年を0歳として数えるは「満年齢」と呼ばれます。

数え年では、出生の日から翌年の1月1日までの年齢は「1歳」となります。たとえば、2023年12月1日生まれの赤ちゃんは2023年12月31日まで1歳、2024年1月1日が来たら2歳と数えます。

数え年は、厄年節分の際に食べる福豆の数え方などに用いられます。また、七五三など、伝統的な行事でも使用されます。

現在日本で一般的に使われる年齢の数え方は「満年齢」です。満年齢は、さまざまな書類に記入するときに使用されます。

満年齢とは

満年齢とは、生まれてから何年経過したかを表す年齢です。日常的に年齢を聞かれたときに答えている年齢が満年齢です。

満年齢は、誕生日を基準にして1歳ずつ歳を数える方法です。たとえば、2023年12月1日生まれの赤ちゃんは2024年11月30日まで0歳、2024年12月1日が来たら1歳と数えます。

満年齢の計算は西暦を使うことで簡単にできます。現在の西暦から自分が生まれた年の西暦を引いた数字が満年齢です。その時点で誕生日を迎えていない場合は、-1で計算します。

満年齢は、日本を含む世界各国で、公的な年齢の計算方法として利用されています。海外においても公的な文書では、年齢は「満年齢」で記載することが一般的です。