
ナザールボンジュウとは?

ナザールボンジュウは、トルコで広く親しまれている青い目玉のお守りです。
特に嫉妬や羨望の視線(邪視)から身を守る効果があるとされ、邪視を身代わりに受けて災いを跳ね返してくれると信じられています。
青いガラスに目が描かれたシンプルなデザインが特徴で、紀元前から伝わるこのお守りは、中東の文化や信仰に深く根付いています。
トルコ語で「ナザール」は「邪視」、「ボンジュウ」は「ビーズ」という意味です。
ナザールボンジュウの効果
ナザールボンジュウには次のような効果と特徴があります。
邪視から守る
他人からの妬みや悪意に満ちた視線(邪視)を吸収し、身を守る効果があると信じられています。
また、邪視から身を守ることによって、心の平穏をもたらす効果が期待できます。
強い邪視を受けると、ナザールボンジュウが身代わりとなってヒビが入ったり割れることがあり、これは持ち主に災いが降りかかるのを防いだ証拠です。不注意で割れてしまった場合も、「ナザールの役目を果たした」と考えられています。
魔除け
ナザールボンジュウには、不運や災いを寄せ付けない、魔除けの効果があるとされています。
青いガラスの中心に描かれた目の模様は、悪意を跳ね返す力を象徴しています。このデザインは古代ギリシャのメデューサ信仰とも関連があり、見る者を石に変える「目」の力の名残ともされています。
幸運の象徴
ナザールボンジュウは、邪視から身を守るだけでなく、幸運を招くお守りとしても人気があります。
ナザールボンジュウをアクセサリーとして身に着けたり、部屋に吊るしておくことでその効果を発揮します。また、玄関やリビングに飾ることで、家庭全体を守ると信じられています。
ナザールボンジュウの歴史と由来
ナザールボンジュウの歴史は紀元前にさかのぼり、古代メソポタミア文明にその起源があるとされています。
さらに、古代エジプトやギリシャでは青色が「神聖さ」や「保護」を象徴すると信じられており、この伝統がトルコに伝わり、特に19世紀以降に現在の形のナザールボンジュウとして広く普及しました。
「目」のデザインには、周囲からの嫉妬や悪意を感知し、それらを封じ込める力があると信じられています。
ナザールボンジュウの使い方と活用シーン

ナザールボンジュウは以下のような使い方ができます。
- 玄関や壁に飾る
- アクセサリーとして身に着ける
- 車に飾る
- 財布やバッグに入れる
ナザールボンジュウの処分方法
ナザールボンジュウが割れてしまったら、邪視を代わりに受け止めてくれたと考えられ、感謝の気持ちを込めて新しいものと交換します。
処分する際は、自治体の分別ルールに従って適切に処分してください。
ナザールボンジュウはどこで買える?
ナザールボンジュウは、トルコだけでなく、ギリシャやイスラム圏など、世界各地で販売されています。ネットショップでも購入可能です。トルコでは、お土産として人気があります。
ナザールボンジュウを探すときは、以下のスペルで見つけることができます。
- Nazar Boncuğu
- Nazar Boncuk
- Nazar Amulet
- Evil Eye Beads
