雉始雊(きじはじめてなく)

七十二候「雉始雊(きじはじめてなく)」とは

「雉始雊(きじはじめてなく)」は、二十四節気の「小寒」の末候にあたる七十二候のひとつです。
冬の寒さの中、春の訪れを告げる七十二候です。雉の鳴き声は、厳しい冬を乗り越え、新しい季節へと向かう生命の力強さを教えてくれます。この時季は、雉の鳴き声を聞きながら、春の訪れを待ち焦がれるのも良いでしょう。

雉始雊(きじはじめてなく)の意味

雉

雉が鳴き始める頃という意味です。

寒さが厳しくなる中で、雉のオスがメスを求めて「ケーンケーン」と特徴的な鳴き声を上げます。この鳴き声は、春の訪れを告げる音として古くから親しまれてきました。

時期

1月15日頃~1月19日頃

「雉始雊」が表すもの

  • 春の兆し: まだ冬の寒さが厳しい中で、雉の鳴き声は春の訪れを予感させます。
  • 生命の営み: 厳しい冬の中でも、動物たちは子孫を残すために活動を始めます。
  • 日本の風情: 雉は日本の国鳥であり、その鳴き声は日本の冬の風情を象徴しています。

「雉始雊」の頃の自然

  • 動物: 雉以外にも、冬眠から覚める準備をする動物がいます。
  • 植物: まだ冬の植物が目立ちますが、一部の植物は春の準備を始めます。
  • 天気: 寒さが厳しく、雪が降る地域もあります。

関連する言葉や季語

  • 小寒
  • 冬の季語(霜、雪、寒空など)
  • 春の季語(立春、早春など)