
七十二候「乃東生(なつかれくさしょうず)」とは
「乃東生(なつかれくさしょうず)」は、二十四節気の「冬至」の初候にあたる七十二候のひとつです。
厳しい冬が到来する中で、靫草が芽を出す様子を表す七十二候です。他の植物が冬眠している中で、靫草が芽を出す生命力には、人々を励ます力があるでしょう。この時季は、靫草を探しに出かけたり、その生命力に思いを馳せたりするのも良いかもしれません。
乃東生(なつかれくさしょうず)の意味

靫草(うつぼぐさ)が芽を出す頃という意味です。
厳しい寒さがやってくる中で、靫草が他の植物に先駆けて芽を出す様子を表しています。靫草は、夏に枯れてしまうことから「夏枯草(かこそう)」とも呼ばれ、その枯れた姿から想像もできないような生命力を感じさせます。
時期
12月21日頃~12月25日頃
「乃東生」が表すもの
- 冬の始まり: 靫草が芽を出すことは、冬の到来を告げる一つの目安となります。
- 生命力: 厳しい寒さの中でも芽を出す靫草は、生命の力強さを象徴しています。
- 季節の移り変わり: 冬の始まりを告げるとともに、春の訪れを予感させる意味合いも持っています。
「乃東生」の頃の自然
- 植物: 靫草以外にも、冬に芽を出す植物はありますが、靫草は特にその生命力が注目されます。
- 天気: 日が最も短くなり、寒さが厳しくなる時期です。
関連する言葉や季語
- 冬至
- 靫草
- 夏枯草
- 冬の季語(例えば、霜、雪、寒空など)
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