虹蔵不見(にじかくれてみえず)

七十二候「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」とは

「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」は、二十四節気の「小雪」の初候にあたる七十二候のひとつです。
虹が見えなくなることで冬の到来を感じる七十二候のひとつです。虹は夏のイメージが強いですが、冬にも現れることがあります。しかし、夏の虹のように鮮やかではなく、淡くすぐに消えてしまうことが多いです。この時季は、虹を探しながら、冬の訪れを感じてみましょう。

虹蔵不見(にじかくれてみえず)の意味

秋の山に薄くかかる虹

虹が見えなくなる頃という意味です。

秋が深まり、冬へと向かうにつれて、雨上がりに虹がかかることが少なくなります。日照時間が短くなり、大気が乾燥するため、虹が発生する条件が整いにくくなるからです。

時期

11月22日頃~11月26日頃

「虹蔵不見」が表すもの

  • 冬の始まり: 虹が見えなくなることは、冬の到来を告げる一つの目安となります。
  • 自然の変化: 秋から冬へと季節が移り変わり、自然の景色が変化していく様子を表しています。
  • 季節の移ろい: 夏によく見られた虹が、次第に見られなくなることで、季節の移ろいを感じることができます。

「虹蔵不見」の頃の自然

  • 植物: 木の葉がほとんど落ち、冬芽が目立つようになります。
  • 天気: 朝晩の冷え込みが厳しくなり、日中の気温も低くなります。

関連する言葉や季語

  • 小雪
  • 冬の季語(例えば、霜、雪、寒空など)