鴻雁来(こうがんきたる)

七十二候「鴻雁来(こうがんきたる)」とは

「鴻雁来(こうがんきたる)」は、二十四節気の「寒露」の初候にあたる七十二候のひとつです。
雁が北から渡ってくる様子を表し、秋の深まりを感じさせてくれる七十二候のひとつです。雁の渡りは、古くから人々に親しまれており、多くの文学作品にも登場します。この時季は、雁の群れを見上げながら、秋の深まりを感じてみましょう。

鴻雁来(こうがんきたる)の意味

雁

雁が北から渡ってくる頃という意味です。

秋が深まり、北国が冬へと向かうにつれて、雁の群れが暖かい南の地を求めて日本へ渡ってきます。V字編隊を組んで空を飛ぶ雁の姿は、秋の風物詩として人々に親しまれています。

時期

10月8日頃~10月12日頃

「鴻雁来」が表すもの

  • 秋の深まり: 北国が冬を迎えるにあたり、雁が南へ渡ってくることは、秋の深まりを感じさせる象徴的な出来事です。
  • 季節の移り変わり: 春に北へ帰っていった雁が、再び日本へ戻ってくる様子は、季節の巡りを教えてくれます。
  • 自然の営み: 動物たちが環境の変化に合わせて移動するという、自然の摂理を感じさせてくれます。

「鴻雁来」の頃の自然

  • 植物: 木の葉が色づき始め、落ち葉が増えてきます。
  • 天気: 朝晩の冷え込みが厳しくなり、日中の気温もぐっと下がります。

関連する言葉や季語

  • 秋の季語(例えば、紅葉、落葉、虫の音など)
  • 寒露
  • 渡り鳥