水始涸(みずはじめてかるる)

七十二候「水始涸(みずはじめてかるる)」とは

「水始涸(みずはじめてかるる)」は、二十四節気の「秋分」の末候にあたる七十二候のひとつです。
稲刈りの時期を迎えて田んぼの水を抜き、自然が乾燥し始める様子を表す七十二候です。この時季は、収穫の喜びと同時に、次の季節への準備が始まる大切な時期と言えるでしょう。

水始涸(みずはじめてかるる)の意味

稲刈り

水が枯れ始める頃という意味です。

稲穂が実り、稲刈りの時期を迎えるため、田んぼの水を抜き始めます。また、自然全体が乾燥し、水辺もかつてのような潤いを失っていく様子を表しています。

時期

10月3日頃~10月7日頃

「水始涸」が表すもの

  • 収穫の秋: 稲穂が黄金色に実り、人々は収穫の喜びと同時に、次の年のための準備を始める時期です。
  • 自然の循環: 水は生命の源ですが、季節の変化とともにその姿を変え、自然の循環を感じさせてくれます。
  • 秋の深まり: 水が枯れ始めることは、秋の深まりを告げる一つのサインでもあります。

「水始涸」の頃の自然

  • 植物: 稲穂が黄金色に実り、コスモスや彼岸花など秋の代表的な花が咲き誇ります。
  • 動物: 虫たちは冬眠の準備を始め、鳥たちは南へ渡り始める準備をします。

関連する言葉や季語

  • 秋分
  • 稲刈り
  • 秋の季語(例えば、紅葉、落葉、虫の音など)