雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)

七十二候「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」とは

「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」は、二十四節気の「秋分」の初候にあたる七十二候のひとつです。
夏の激しい雷雨から、静かで穏やかな秋へと季節が移り変わっていく様子を表す七十二候です。この時季は、自然の静けさを感じながら、心身ともにリラックスできるでしょう。

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)の意味

彼岸花

雷鳴が聞こえなくなる頃という意味です。

夏場に見られた入道雲による激しい雷雨も次第に姿を消し、静かで穏やかな秋空が広がっていきます。

時期

9月22日頃~9月26日頃

「雷乃収声」が表すもの

  • 夏の終わり、秋の始まり: 夏の盛りの激しい雷雨から、穏やかな秋へと季節が移り変わっていく様子を表しています。
  • 自然の静けさ: 自然界が静けさを取り戻し、秋の気配が深まっていくことを意味します。
  • 心の安らぎ: 外的な環境だけでなく、人々の心も自然と落ち着き、穏やかな気持ちになる時期です。

「雷乃収声」の頃の自然

  • 天気: 夏の蒸し暑さが和らぎ、さわやかな秋晴れの日が増えてきます。
  • 植物: 秋の七草が見頃を迎えます。ススキやコスモスなどが咲き、秋の気配を感じさせてくれます。
  • 動物: 虫の声が変わり、秋の虫の鳴き声が聞こえてくるようになります。

関連する言葉や季語

  • 秋分
  • 秋晴れ
  • 秋の七草
  • 秋の季語(例えば、月、鈴虫、彼岸花など)