鶺鴒鳴(せきれいなく)

七十二候「鶺鴒鳴(せきれいなく)」とは

「鶺鴒鳴(せきれいなく)」は、二十四節気の「白露」の次候にあたる七十二候のひとつです。
秋の訪れを告げる七十二候のひとつです。セキレイの澄んだ鳴き声は、秋の穏やかな風景に彩りを添え、人々の心を和ませます。この時季は、自然の中でセキレイの鳴き声を聞きながら、秋の深まりを感じてみましょう。

鶺鴒鳴(せきれいなく)の意味

セキレイ

セキレイが鳴き始める頃という意味です。

秋が深まり、澄み渡った空の下、セキレイの澄んだ高い声が響き渡ります。セキレイは水辺を好み、その姿は秋の風景に彩りを添えます。

時期

9月12日頃~9月16日頃

セキレイの特徴

  • 鳴き声: 「チチッチチッ」と鈴を転がすような高い声で鳴きます。
  • 特徴: 長い尾を上下に振りながら歩く姿が特徴的で、「石たたき」や「庭たたき」などの別名もあります。
  • 生息地: 河川、池、沼などの水辺を好みますが、近年では市街地でも見かけることがあります。

「鶺鴒鳴」が表すもの

  • 秋の深まり: 夏の暑さが過ぎ、秋の気配が深まることを意味します。
  • 自然の賑わい: セキレイの鳴き声は、秋の自然の賑やかさを象徴しています。
  • 季節の移り変わり: 夏から秋への季節の移り変わりを感じさせてくれます。

「鶺鴒鳴」の頃の自然

  • 植物: ススキが穂を出したり、コスモスが満開になったりと、秋の植物が見頃を迎えます。
  • 天気: 朝晩の冷え込みが厳しくなり、日中の気温も落ち着いてきます。

関連する言葉や季語

  • 白露
  • セキレイ
  • 水辺
  • 秋の季語(例えば、秋空、虫の声、彼岸花など)