禾乃登(こくものすなわちみのる)

七十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」とは

「禾乃登(こくものすなわちみのる)」は、二十四節気の「処暑」の末候にあたる七十二候のひとつです。
一年間の農作物の成果が現れる、大切な時期を表す七十二候です。人々は、この時季に大自然の恵みに感謝し、秋の収穫を心待ちにします。

禾乃登(こくものすなわちみのる)の意味

実り始める稲

稲などの穀物が実り始める頃という意味です。

夏の暑さが和らぎ始め、稲穂が頭を垂れて実り始める様子を表します。田んぼは黄金色に染まり、秋の収穫を目前にした豊かな風景が広がります。

時期

9月2日頃~9月6日頃

「禾乃登」の具体的なイメージ

  • 黄金色の稲穂: 稲穂が重そうに頭を垂れ、黄金色に輝きます。
  • 秋の収穫: 農家の方々が、秋の収穫に向けて準備を進める様子が見られます。
  • 実りの秋: 自然が実りを迎え、人々の生活にも豊かさをもたらす時期です。

「禾乃登」の頃の特徴

  • 自然:
    • 稲穂が実り、秋の収穫期を迎えます。
    • 空気が澄み渡り、遠くの山々もはっきり見えるようになります。
  • 人々の暮らし:
    • 農家の方々は、収穫に向けて忙しい日々を送ります。
    • 新米の収穫を祝い、感謝の気持ちを込めて行事が行われることがあります。

関連する言葉や季語

  • 処暑
  • 稲穂
  • 黄金色
  • 収穫
  • 秋の季語(例えば、稲穂、月見、秋晴など)