
七十二候「涼風至(すずかぜいたる)」とは
「涼風至(すずかぜいたる)」は、二十四節気の「立秋」の初候にあたる七十二候のひとつです。
暦の上では秋が始まるものの、まだまだ残暑が厳しい時期です。しかし、日暮れ時などに吹く涼しい風は、確実に季節が移り変わっていることを感じさせてくれます。人々は、このわずかな変化を楽しみながら、秋の訪れを待ち望みます。
涼風至(すずかぜいたる)の意味

涼しい風が吹き始める頃という意味です。
残暑が厳しいものの、日暮れ時などには、日中の暑さとは異なる、さわやかな風が吹き始めます。この風は、夏の終わりを感じさせ、秋の訪れを予感させるものです。
時期
8月7日頃~8月11日頃
「涼風至」の具体的なイメージ
- 夕涼み: 涼しい風を求めて、戸外で過ごす人が増えます。
- 秋の気配: 空の色や雲の形、虫の声などから、秋の気配を感じることができます。
- 残暑: まだ日中は暑い日が続きますが、朝晩は涼しくなり、寒暖差が大きくなります。
「涼風至」の頃の特徴
- 自然:
- 草花は秋の気配を見せ始め、実りの秋へと向かいます。
- 虫の声が変わり、秋の虫の鳴き声が聞こえてくるようになります。
- 人々の暮らし:
- 涼を求めて、行楽に出かける人が増えます。
- 秋の味覚を楽しむ人が増えます。
関連する言葉や季語
- 立秋
- 残暑
- 秋分
- 秋の季語(例えば、月、風鈴、鈴虫など)