土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

七十二候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」とは

「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」は、二十四節気の「大暑」の次候にあたる七十二候のひとつです。
一年で最も暑い時期のひとつであり、日本の夏の風物詩とも言える候です。むっとするような暑さの中、人々は様々な形で暑さを乗り越え、夏の風情を楽しんでいます。

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)の意味

湿気のある大地

土が湿気を含み、むっとするような暑さになる頃という意味です。

梅雨明け後の太陽の光を浴びて、大地が熱を持ち、湿気と混ざり合い、蒸し暑い日が続きます。まるで土から熱気が立ち上ってくるように感じられることから、この名が付けられました。

時期

7月28日頃~8月1日頃
この期間、大地が水分を含み潤い、太陽の熱で蒸発し、むっとするような暑さが特徴です。

「土潤溽暑」の頃の特徴

  • 自然:
    • 植物は生長が盛んになり、緑がますます深まります。
    • 昆虫の活動も活発になり、セミの鳴き声などが響き渡ります。
  • 人々の暮らし:
    • 冷房器具の使用頻度が増え、涼を求めて過ごす人が多くなります。
    • 夏祭りや花火大会など、夏の風物詩を楽しむ人も増えます。

関連する言葉や季語

  • 大暑
  • 蒸し暑い
  • 熱帯夜
  • 夏バテ
  • 夏の季語(例えば、蝉、西瓜、風鈴など)