
七十二候「温風至(あつかぜいたる)」とは
「温風至(あつかぜいたる)」は、二十四節気の「小暑」の初候にあたる七十二候のひとつです。
梅雨明け後の爽やかな青空の下、白南風が吹き、人々は夏の暑さを体感し始めます。この季節の到来は、人々に活力を与え、様々な夏の風物詩を生み出します。
温風至(あつかぜいたる)の意味

温かい風が吹くようになる頃という意味です。
梅雨明けの頃に、ジメジメとした湿気を含んだ暖かい南風が吹き始めます。この風は「白南風(しろはえ)」とも呼ばれ、夏の訪れを告げる風として知られています。
時期
小暑(7月7日頃)の5日間が「温風至」にあたります。
温風(あつかぜ)の特徴
- 白南風: 梅雨明けの頃に吹く南風は、湿気を含み、時に強い日差しとともに暑さを運んできます。この風は、古くから「白南風」と呼ばれてきました。
- 黒南風との違い: 梅雨の時期に吹く南風は「黒南風」と呼ばれ、湿気が多く、じめじめとした印象を与えます。白南風は、梅雨明けとともに空気が澄み渡り、明るい印象を与えることから、このように呼ばれています。
温風至が表すもの
- 夏の到来: 梅雨明けを告げ、本格的な夏の始まりを意味します。
- 季節の移り変わり: 自然の循環の中で、季節が夏へと移り変わっていく様子を表しています。
- 暑さの到来: これから始まる暑い夏を予感させます。
関連する言葉や季語
- 小暑
- 温風
- 白南風
- 黒南風
- 梅雨明け
- 夏
- 暑さ