
七十二候「梅子黄(うめのみきばむ)」とは
「梅子黄(うめのみきばむ)」は、二十四節気の「芒種」の末候にあたる七十二候のひとつです。
梅の実が黄色く色づき、収穫の時期を迎える、日本の風情あふれる季節です。梅は、食文化だけでなく、日本の文化全体に深く根ざした植物と言えるでしょう。
梅子黄(うめのみきばむ)の意味

梅の実が黄色く熟し始める頃という意味です。
梅雨の季節に入り、雨に濡れた緑の葉の中に、黄色く色づき始めた梅の実が見られるようになります。
時期
芒種(6月6日頃)の末候、つまり芒種から数えて12日目から17日目頃が「梅子黄」にあたります。
特徴
- 梅雨の到来: 梅雨の時期と重なるため、梅の実が雨に濡れてより一層みずみずしく見えます。
- 収穫と加工: 熟した梅の実を収穫し、梅干しや梅酒などに加工する季節でもあります。
- 日本の風情: 梅雨の時期に黄色く熟す梅は、日本の風情を代表するもののひとつです。
梅と文化
梅は、日本人の生活に深く根ざした植物です。
- 食文化: 梅干しや梅酒など、梅を使った食品は日本の食文化に欠かせません。
- 観賞: 梅の花は春の訪れを告げる花として愛でられ、梅の木は庭木としても人気があります。
- 文化: 梅は、和歌や俳句など、日本の文学作品にも数多く登場します。
関連する言葉や季語
- 芒種
- 梅雨
- 梅
- 黄色
- 収穫
- 梅干し
- 梅酒