七十二候「桃始笑(ももはじめてさく)」とは
「桃始笑(ももはじめてさく)」は、二十四節気の「啓蟄」の次候にあたる七十二候のひとつです。
冬の寒さが終わり、春の温かさを感じる美しい季節です。紅色の桃の花は、人々の心を華やかにし、春の訪れを実感させてくれます。
桃始笑(ももはじめてさく)の意味
桃の花のつぼみがほころび、花が咲き始める頃を表します。昔は、花が咲くことを「笑う」と表現しました。
寒さがようやく終わり、春の温かさを感じる頃、紅色の美しい桃の花が咲き始めます。梅の花が咲き終わった後、桜の開花を告げるように、春の訪れを告げる花として親しまれています。
時期
啓蟄(3月5日頃)の6日目から11日目頃が「桃始笑」にあたります。
特徴
- 春の訪れ: 寒さが終わり、本格的な春の到来を感じられる時期です。
- 春の象徴: 桃の花は、春の代表的な花のひとつであり、人々の心を華やかにしてくれます。
- 日本の風情: 古くから日本の文化に根付いており、和歌や俳句など多くの文学作品にも登場します。
関連する言葉や季語
- 啓蟄
- 春
- 桃
- 花
- 紅
多くの和歌や俳句に、桃始笑を詠んだ作品があります。これらの作品からは、春の訪れに対する喜びや、桃の花の美しさなどが伝わってきます。
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