七十二候「草木萌動」とは
「草木萌動」は、二十四節気の「雨水」の末候にあたる七十二候のひとつです。
冬の寒さが終わり、新しい生命が芽生え始める、希望に満ちた季節です。小さな芽が力強く伸びていく様子は、私たちに感動と勇気を与えてくれます。
草木萌動(そうもくめばえいずる)の意味
冬の眠りから覚めた植物たちが、芽を出して生長を始める様子を表します。
暖かい春の陽射しを受け、大地から力強く芽を出した小さな植物たちが、緑色の葉を広げ始めます。アスファルトの隙間や、庭の隅など、いたるところで新しい生命が芽生え、春の息吹を感じることができます。
時期
雨水(2月18日頃)の末候、つまり立春から数えて17日目から22日目頃が「草木萌動」にあたります。
特徴
- 春の訪れ: 冬の終わりを告げ、本格的な春の到来を感じられる時期です。
- 生命の誕生: 小さな芽が力強く大地から現れ、生命の神秘を感じさせてくれます。
- 自然の再生: 冬の間休んでいた植物たちが、再び活動を始め、自然が再生していく様子を表します。
関連する言葉や季語
- 雨水
- 春
- 芽生え
- 若葉
- 萌黄
多くの和歌や俳句に、草木萌動を詠んだ作品があります。これらの作品からは、春の訪れに対する喜びや、自然への畏敬の念などが伝わってきます。